朝霞宮邸特別館内見学 [徒然雑感]
正面玄関
去る1月12日、13日、14日の3日間。
通常は美術館として美術品を展示している朝霞宮邸(あさかのみやてい)が、
展示物を一切廃し、純粋に建物を見る為の日として特別企画された。
日本では珍しいアール・デコ様式(1320~30年代)の洋館である。
今回のイベントの看板
去る1月12日、13日、14日の3日間。
通常は美術館として美術品を展示している朝霞宮邸(あさかのみやてい)が、
展示物を一切廃し、純粋に建物を見る為の日として特別企画された。
日本では珍しいアール・デコ様式(1320~30年代)の洋館である。
時は戦前。
パリで初めての世界万国博が開かれた頃。
明治天皇ご息女のお一人がご成婚なさるに当たり、
新しく「朝霞宮」が新設された、との事。
当時、アール・デコと呼ばれる新しい建築様式が欧州で花開き、
それに影響されて、朝霞宮邸は、日本では珍しい「アール・デコ調」の
洋館となった。
今は邸宅の一部は美術館として。
広大な庭は植物園として、広く一般に公開されている。
朝霞宮は終戦と同時に消滅してしまっている。
さすが宮様。
朝霞宮邸はまさに御殿。
何処を見ても溜め息の連続。
「普段は美術館」として-、って?
どのお部屋にどんな風に美術品を陳列されているのだろう?
この日はあまりに寒くて、お庭見学は諦めて帰ってしまったのだが-。
「朝霞宮邸小冊子」を見る限りでは、春の花の庭園も、秋の紅葉の庭園も
それぞれに趣があって実に素敵な雰囲気-。
是非また一度(と言わず、二度三度?)日を改めて寄ってみたい。
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目黒駅(東口)より徒歩7分(バスも有り)
港区白銀台5-21-9
電話:03-3443-0201
邸内の写真撮影が許されている珍しい場所である。
(フラッシュは禁止。)
玄関脇にある従者の待機所
少し暗くなってしまっているが)朝霞宮邸のシンボルとも言える
香水塔(中央)
室内用の噴水として製作されたものだったが、
朝香宮允子(あさかのみやのぶこ)妃殿下が、
後に香水を用いて香りの演出をしたことから、
香水塔と呼ばれるようになったということらしい。
微細なガラス絵が描かれている
ダンスフロアか応接室のように使われていたと思われる広間の窓
数多くある広間のうちの1つにあったシャンデリア。
朝霞宮邸はシャンデリアの宝庫。
高い階段を上がって2階へ着くと、2階のメインの柱がお出迎え
妃殿下が愛されたオルゴール。
今でも馥郁(ふくいく)とした柔らかな音を奏でる。
今回の特別拝観で特別に数分間だけ音色を聞かせて貰えた。
オルゴールの音色。
本当に綺麗で上品で-。
実の所、イマイチ疑っていました。
だって物凄く古いんですもの。
しかも、妃殿下の死後、殆ど聞かれていない。
さぞや古色蒼然たる黴臭い音でもするかと-。
それがまあなんと!
かつて聞いたどのオルゴールより素敵な素敵な音色でした!
いかに技術ある職人が精密に作ったか?
って事でしょうか?
オルゴール1つ取っても、通常私たちが耳にするのは
小さな手に乗るようなオルゴールが殆どです。
それらを「オルゴールのミニチュア(いわば玩具?)」と
するなら、朝霞宮邸のは、まさに「本物のオルゴール」と
言えるのかもしれません。
建物を見るための日なんて、素敵な計らいですね。
妃殿下が愛用されたオルゴールなんて・・・・・
聞いてみたい(馥郁とした音色なのかな)
by むらさき (2008-01-17 20:33)
>一真さん
`nice!`、ありがとうございました。
>むらさきさん
`nice!`、コメント、ありがとうございます。
妃殿下愛用のオルゴールの音色は本当に素敵でした。
ネジが巻かれて音が出た瞬間、軽い衝撃!
「な、なんて柔らかな素晴らしい音色なんだろう!?」
ほんの2~3分間だけでしたが、時を超えて、妃殿下のお側に
居たかのような気分。。でした。
by 向日葵 (2008-01-17 22:12)
>xml_xslさん
`nice!`、ありがとうございました。
いつもご来訪ありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
by 向日葵 (2008-01-18 23:28)
>りんこさん、きぃさん、
`nice!`、ありがとうございました。
by 向日葵 (2008-01-19 22:26)
>あら!みてたのねさん
`nice!`、ありがとうございました。
by 向日葵 (2008-01-23 18:54)