十三夜 [徒然雑感]
今日１０月１１日は「十三夜」です。
今朝の産経新聞にこんなコラムがありました。
一寸面白かった（？）のでご紹介します。
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「産経抄」－－産経新聞１０月１１日より
嫁入りした娘が夫の横暴に耐えかね、子供を残したまま実家に
帰って来る。ちょうど十三夜である。それとなく察した母親は
「旧弊なれど、お月見の真似ごとで団子を作った。今夜来てくれて
うれしい。昔のお前になって食べておくれ。」とねぎらう。
樋口一葉の短編『十三夜』の冒頭である。
離婚を決意し、いわば人生の修羅場にいる女性の心を、
十三夜と言う古い習慣と家族の暖かさがしばしほぐしてくれる。
物語はこの後二転三転するのだが、文字通り「緊張の中の緩和」
をかんじさせる名場面である。
「十三夜」とは旧暦９月１３日のことだ。
８月１５日の「十五夜」と対で、この日も団子や栗などを供えて、
月見を楽しむ。
始まりについては諸説あるようだが、十五夜の月を見たら
十三夜の月も見ないと「片月見」で不吉だということにも
なっていたという。
もっとも、母親に「旧弊なれど」と言わせている通り、
一様が小説を書いた明治初期には十三夜はあまり行われなく
なっていたようだ。
裕福な嫁ぎ先でも月見などしていないらしい。
つまり一葉は十三夜を、古き良き時代の「一家団欒」の象徴と
して描いているのだ。
今年は今日がその十三夜である。
十五夜の方は９月１４日、自民党総裁選の最中だった。
十三夜までの間に、麻生太郎政権が発足したが、米国を震源地とする
金融危機の大波を受け、株価暴落は一向に止まらない。
解散・総選挙など吹き飛びそうな厳しさである。
ノーベル賞の連続受賞という朗報はあったものの、年金問題もあり、
日本という国も今、修羅場にいるようだ。
だから今夜ぐらい「真似ごと」で団子などつくり、一家そろって
月見を楽しんではいかがだろう。
お天気がちょっと心配だが。
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日付の変わる、ちょうど２４時頃、空を見てみましたが、実に綺麗な
少しだけまるみが欠けたお月様が煌々と照っていました。
朝晩、冷え込むようになって、あの夏の暑さが嘘のようです。
すっかり「秋」になりましたね。
今朝の産経新聞にこんなコラムがありました。
一寸面白かった（？）のでご紹介します。
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「産経抄」－－産経新聞１０月１１日より
嫁入りした娘が夫の横暴に耐えかね、子供を残したまま実家に
帰って来る。ちょうど十三夜である。それとなく察した母親は
「旧弊なれど、お月見の真似ごとで団子を作った。今夜来てくれて
うれしい。昔のお前になって食べておくれ。」とねぎらう。
樋口一葉の短編『十三夜』の冒頭である。
離婚を決意し、いわば人生の修羅場にいる女性の心を、
十三夜と言う古い習慣と家族の暖かさがしばしほぐしてくれる。
物語はこの後二転三転するのだが、文字通り「緊張の中の緩和」
をかんじさせる名場面である。
「十三夜」とは旧暦９月１３日のことだ。
８月１５日の「十五夜」と対で、この日も団子や栗などを供えて、
月見を楽しむ。
始まりについては諸説あるようだが、十五夜の月を見たら
十三夜の月も見ないと「片月見」で不吉だということにも
なっていたという。
もっとも、母親に「旧弊なれど」と言わせている通り、
一様が小説を書いた明治初期には十三夜はあまり行われなく
なっていたようだ。
裕福な嫁ぎ先でも月見などしていないらしい。
つまり一葉は十三夜を、古き良き時代の「一家団欒」の象徴と
して描いているのだ。
今年は今日がその十三夜である。
十五夜の方は９月１４日、自民党総裁選の最中だった。
十三夜までの間に、麻生太郎政権が発足したが、米国を震源地とする
金融危機の大波を受け、株価暴落は一向に止まらない。
解散・総選挙など吹き飛びそうな厳しさである。
ノーベル賞の連続受賞という朗報はあったものの、年金問題もあり、
日本という国も今、修羅場にいるようだ。
だから今夜ぐらい「真似ごと」で団子などつくり、一家そろって
月見を楽しんではいかがだろう。
お天気がちょっと心配だが。
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日付の変わる、ちょうど２４時頃、空を見てみましたが、実に綺麗な
少しだけまるみが欠けたお月様が煌々と照っていました。
朝晩、冷え込むようになって、あの夏の暑さが嘘のようです。
すっかり「秋」になりましたね。
2008-10-11 23:51
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コメント(6)
早々と先月 縁台にすすきとお月見団子をお供えして
お月見しました。お月見団子は水饅頭(^^ゞ
おいしかった～＾＾
by むらさき (2008-10-12 20:32)
＞むらさきさん、
ご来訪、`nice!｀、コメント、共にありがとうございました。
うわぁ。。
ちゃんと気節ごとの行事をされているんですね。
偉いぃ～！！
「気」だけはあるんだけど、「いざ」となると、面倒だったり、
気が付いたら、日が過ぎていたり－。
子供の頃は割とこまめに母がいちいちやっていてくれましたねぇぇ。。
「縁台」なんて、今の若い子、どれくらい知っているかしらん？
＞一真さん、
ご訪問、｀nice!｀、ありがとうございました。
by 向日葵 (2008-10-12 23:45)
お月見、しましたよ。
我が家は「豆名月」でした＾＾。
十五夜をやって十三夜を忘れちゃったら片見月になっちゃいますものね。
日本の文化、大切にしましょうね～。
by SUMAKO (2008-10-13 23:55)
こんばんは・・・
樋口一葉の十三夜は未だ読んだことがありません(泣)
向日葵さんの、話を見事にふくらませていく文才にnice!!!
勉強させていただきました(*^_^*)♪
いつも my blog にご訪問nice＆コメントありがとうございます。
by あら!みてたのね (2008-10-14 01:08)
＞ＳＵＭＡＫＯさん、
ご来訪、`nice!｀、コメント、共にありがとうございました。
ごめんなさい。「豆名月」って解りません。
勉強不足でお恥ずかしい。教えて戴けませんか？
日本古来の文化・風習、素敵なならわしが、まだまだ沢山ありますね。
＞あら！ さん、
誤解です、誤解！
↑ 上の記事は、殆ど「産経新聞」のコラムのものです。
向日葵の文才はなぁんにも関係ありません！
ワタクシも授業か何かで一通り読んだことがあるだけ。
「一葉」と言えば、既に「古典」になってしまっていて、
やはり解り辛いですよね。
こちらこそ、いつも、ご来訪、`nice!｀、コメント、共にありがとうございます。
＞翠川与志木さん、
初めまして。
ご訪問、｀nice!｀、ありがとうございました。
貴ブログになかなか伺えないかもしれませんが
どうぞご容赦の程お願い致します。
by 向日葵 (2008-10-14 23:44)
＞ララアントさん、
ご訪問、｀nice!｀、ありがとうございました。
貴ブログになかなか伺えないかもしれませんが
どうぞご容赦の程お願い致します。
by 向日葵 (2008-10-31 00:12)