「帰りたい」コール。。

４月になりました。
「今年は早過ぎる程早い」
と言われていた桜も、１日の入社式にはあちこちで満開になり、
たくさんの新人さんをお祝いしていたようです。

さて、ワタクシー。

皆様の応援も心強く、母とのお墓参り＆お花見も無事に終わり、
大いに満足していたところ。。

ありがとうございました。。
「今年のこれがもう最後になるかもしれない。。」
そんな覚悟もあった今回の外出ー！！
それだけに無事に終わったこと。
本当にありがとうございました。



然れどもー。

お花見の日から２日程経った夜、突然母から電話があった。

「もう帰るから。」
「もう、ここは嫌だから帰る！！」

の一点張りで何を言っても聞かない。
心を鬼にして宣告する。

「もうママは一生帰れないの。死ぬまでそこで暮らすの。」

「だって、トイレだって洋式なら自分で出来るし、寝るのだってベッドなら
大丈夫だし。。」

「そのトイレが[×][×]一人の介護ではとっくに出来なくなっているでしょ。
ママが使っていた介護用のベッドも、他の介護用品も全部返しちゃったから、
もううちには何も無いの。ママはうちには帰れないんだよ。」

「そんなの嘘。いつだって帰れる。じゃあ、何よ。私をこのまま放っておくの！？」

「だから、出来るだけの施設を選んだんでしょ？
最高の介護と毎日ご馳走のお食事と。」

母が「憤懣やるかたない」と言った様子で黙って電話を切ってしまうー！！

仕方が無いのだ。
これしかないのだ。
分って欲しい。。
胸が蓋がれる。。痛い。。切ない。。

10分位するとー。
そこへまた母からの電話。

１から、また同じ会話が繰り返される。。

そして電話が切れてー。
またその10分後。。繰り返しが始まる。。

この日は５回か６回続いた。。

主人は、
「お花見などで久しぶりに外に出て、久しぶりにうちに来たからだよ。
落ち着くまで待つしか無い。。」


「それ」は分かる。
かと言って、一切外出させてやらないのはあまりに可哀そう過ぎる！！

でもあれこれ気を使って、気を付けて、あれこれ手配して、母にも気を使って、
やっとのことで、母のあどけない笑顔やお喋りに「頑張って本当に良かった！！」
と思うのだけどー。

後からこの「オマケ」が付いて来るのはどうしようもなく辛い！！


「毎日」ではないが、時折スイッチが入るらしく、そういう日は延々と
このような会話が繰り返される羽目になる。。


★★★★★

せっかく満開の桜のお花見が出来て、皆さんにも応援して頂き、
その御礼のご報告も出来ー。

今日の日記は公開したものか否か？
随分と迷いました。
皆様にもご不快な思いをさせてしまいそうで。。

母がまだ「帰りたい」と言ってくれる「うち」だったことに、
実は少しだけ安心感と満足感。。

帰らせてやりたいのは山々ですがー。
「30分で１回2500円」掛かるトイレヘルパーさんに助けに来て貰わないと、
母のトイレが出来ません。。
１日最低でも５回、とすると12500円。それに消費税と
時間に寄っては割増料金も必要。。
何をどう工夫して計算しても、今の施設にお願いしている以上に倍近い
お金が掛かってしまいます。

ごめんなさいね、ママ。。
我慢して貰うしか無いの。。
本当にごめんーー！！
　　　打つ手無し。。（こっちが泣きたい。。）