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母が剝いた枝豆と蜜柑 [徒然雑感]

を、食べながら、「ふ」と思った。


「なんとも実にありがたい。幸せとはこういうことかもしれないなぁぁ。。」


難しい話は無理だか、日常生活の話には支障が無い。

家事のコツのあれこれなどは、未だに叱られながら教わっている。

ただですら半端で無い介護の毎日。
看ている人がなにかしらの反応を示してくれからこそ頑張れる部分が大きい。
(画像はうっかり取り忘れました。。)




手足口病の後遺症で、爪が逆から剥がれ、それを抑えるために使用していた
絆創膏の影響で、指先の腹側の皮が悲惨に剥けてしまい、
枝豆や蜜柑が全く食べられなくなった。
茹で卵の殻もなかなか難しい。
食品のタッパの蓋も開けられない。
薬をシートから出すのも一苦労。(これも母が時々代わりに出してくれている。)
他にも出来ない簡単なことがいっぱい!!


そんな毎日の中、母が見かねて、枝豆や蜜柑を剥いて口に入れるだけにしてくれた。
当たり前のように一言お礼を言って食べ始めたのだが、世の中には介護している方から、
認知してもらえなくなったり、暴言や暴力を受けたりする介護者も多いと聞いている。

それらを聞くと、私はなんと幸運なのか。。とー。

奇麗に剥かれた枝豆数粒と、蜜柑の薄い皮についている細い筋迄
全て綺麗に取り除かれている。
母自身が蜜柑を1つ食べる時に、2房か3房をワタクシに分けてくれるのだが、
この冬はお正月明け位迄、枝豆も蜜柑も食べられないだろう、と覚悟していた身には
なんともありがたい。

甘酸っぱい蜜柑の1房1房を大事に大事に味わう。




お陰様で指先の皮剥けの状態はかなり回復して来ている。

つい2-3日前、大分良さそうなので、うっかりと洗い物を素手で頑張ってしまったら、
翌朝にはまた皮が破れてしまい、血が滲んで来てしまった!

もう少し気長に付き合うしかないようだ。


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