「ひろぽと暮らせば」by三丁目いちこ [徒然雑感]
認知症を患って、自らを「ひろぽ」と呼ぶようになった舅、ひろしの
介護を含めた日常を、お嫁さんのいちこが優しい筆致でほのぼの漫画に仕上げた。
介護にまつわる現実的に大変な部分は殆ど省かれている。
人の好い舅=ひろぽ自身の言動、家族を中心とした周りの反応を主にー。
いちこが生まれて初めて描いた漫画だというのに実に達者。
また、ひろぽもいちこも、その周りの人々も皆、お互いに優しく接し合っていて
「介護中」とは簡単には信じられない。
「介護」についても「人の生き方」についても学ぶところの多い作品です。
かといって説教じみたことは一欠片も無いところが見事。
お時間のある時など徒然にー。
図書館などでも借りられることが多いようです。